夜の街と海を測る視点をテーマにした6回目です。来場者は過去最多でした。
第6回のテーマは「夜の測量」。暗闇の中で、距離や高さ、水位を測るという行為を手がかりに、見えないものを可視化する作品を集めました。金曜・土曜の夜間開場も、この回から始まりました。
参加作家は38組。夜の埋立地に測量用の赤白ポールを300本立てた作品、暗い展示室に水を張った黒い水盤を置いた作品などが並びました。夜のガイドツアーは全回満席で、延べ約1,900人が参加しました。
来場者は約18万4,000人で、過去最多です。夜間開場の来場は、全体の約2割を占めました。
ディレクターの真行寺 澪は、この回から第7回まで、続けて務めています。第6回は「暗い場所で何が見えるか」を、第7回は「潮が満ちる前に何が見えるか」を、一続きの問いとして設計したそうです。
巡回バスの運行は、この回の新しい取り組みでした。会期中の開場日に30分おきで走らせ、利用者は延べ約2万8,000人です。C会場の来場が前回の約1.5倍に増えた理由の一つになりました。
作品の多くは、会期後に撤去されました。一部は市内の学校、図書館、漁協に引き取られ、いまも使われています。第7回の会場では、第6回の作品の一部が再び展示されている場所があります。会期中に記録集の編集も進み、ディレクターの真行寺 澪が全作品に目を通して、作家ごとに原稿を依頼しました。夜間開場の運営には、延べ約420名のボランティアが関わりました。ボランティアの最年少は16歳、最年長は79歳でした。夜の会場では、足元の照明を増やすなど、会期中に3回、運営方法を見直しています。

