
玄関は一つ、台所は二つの二世帯住宅
山形村|木造(在来工法)|2026年5月
注文住宅

築80年の古民家を、梁と柱を残して改修。囲炉裏のあった広間に漆喰と新しい床板を入れ、断熱を足して冬も暮らせる家にしました。
梁・大黒柱は洗わずに残す
床下と屋根裏に断熱材を追加
窓は既存建具の内側に樹脂サッシの内窓
基礎の補強と壁の追加で耐震性を向上
祖父母が暮らした家を残したい。ただし冬の寒さは我慢したくない。黒く煤けた梁は、そのまま見せたい。
梁と大黒柱は洗わず、煤の色を残しました。床下と屋根裏に断熱を足し、窓は内側に樹脂サッシの内窓を入れています。広間は土間側と仕切らず、一続きの空間のままです。
大町市にある築80年の民家です。屋根を支える梁は、囲炉裏の煙で黒く煤けています。この色が家の歴史だと考え、梁と大黒柱は洗わずに残しました。一方、床は傷んだ根太ごと組み直し、新しい床板に張り替えています。壁は土壁を一部残し、ほかを漆喰で仕上げました。
古い家で最も気になるのは、寒さと揺れです。床下には断熱材を入れ、屋根裏にも厚く敷き込みました。窓は既存の建具を残し、内側に樹脂サッシの内窓を追加。耐震は、基礎の補強と壁の追加で、現行の基準に近い強さまで高めています。工事の途中で見つかった傷みは、柱の根元を継ぐなど、写真を撮って施主と相談しながら直しました。
延床は148.3㎡(44.9坪)。もとの4LDKを、広間を中心にした3LDKに改めました。工期は2025年6月から翌年1月まで。冬に入る前に、屋根と断熱を終えています。
解体して分かったのは、大黒柱の根元が湿気で痛んでいたことでした。柱を取り替える案も出ましたが、施主と話し、根元だけをヒノキで継ぐ方法に決めています。継ぎ手は、昔ながらの金輪継ぎです。新しい木が混じる部分には、年号と施工日を墨で書き込みました。数十年後に開けた人が、いつ誰が直したかを読めます。
敷地やお住まいを見せていただくところから始めます。建築予定地、時期、予算の目安を書いていただければ、担当が現地の確認の日取りをご連絡します。
お見積もり・ご相談へ施工事例集、家の性能の話、リフォームの進め方の冊子を郵送でお届けします。まだ建てると決まっていない段階でも請求できます。
資料請求へ店舗、事務所、診療所、公共施設、土木の工事を中信地域で承ります。開業日や納期の希望を先にお知らせください。工程を逆算してお返事します。
お問い合わせへ