
廊下の突き当たりに庭が見える、グループホーム
大町市|木造(在来工法)|2025年5月
医療・福祉施設

安曇野の郊外に建つ木造平屋の診療所。低い軒と待合室の大きな窓、スロープの手すりまで、通院する人の動きに合わせてつくりました。
駐車場から玄関まで屋根付きのスロープ(手すり2段)
院内に段差なし
診察室と待合室の間は二重壁で音を遮る
待合室は大断面集成材で柱のない空間
高齢の患者さんが多い。駐車場から診察室まで段差なしで行きたい。待合室は明るく、診察室の声は外に聞こえないように。
駐車場から玄関まで屋根付きのスロープでつなぎ、院内の段差をなくしました。診察室と待合室の間は壁を二重にして、間に収納を挟み、音を和らげています。待合室は、南の庭に面した大きな窓にしました。
診察に来る人の多くは高齢で、杖や車いすを使う方もいます。計画の出発点は、駐車場から診察室までの動線でした。車いす用の区画から玄関まで、屋根付きのスロープを延ばし、勾配は緩く、手すりは2段に付けています。院内に段差は一つもありません。
診察室の声が待合室に聞こえることは、患者さんにとって大きな不安になります。診察室と待合室の間は壁を二重にして、間に収納を挟みました。待合室は南の庭に面して大きな窓をとり、軒を低く出して、夏の直射を避けています。
大断面の集成材で屋根を支え、待合室に柱のない広い空間をつくりました。延床は238.6㎡(72.2坪)、敷地は868.0㎡です。工期は2025年3月から10月まで。診療を始める日から医療機器の搬入日を逆算し、内装の工程を組んでいます。工事費は8,500万円台(医療機器・外構を除く)でした。
敷地の隣は住宅で、通学路にも面しています。工事中の騒音と搬入の時間は、近隣の方々と事前に調整しました。搬入のトラックは朝8時半から10時の間に限り、通学の時間と重ならないようにしています。医療機器の搬入前には、床の水平を2回測り、レントゲン室の壁の厚みを現場で確認しています。
敷地やお住まいを見せていただくところから始めます。建築予定地、時期、予算の目安を書いていただければ、担当が現地の確認の日取りをご連絡します。
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