元書店の床に蛍光灯約300本を寝かせ、青い光の池をつくりました。
商店街の元書店の床に、蛍光灯約300本を並べました。すべて青いフィルムを巻いてあり、部屋の床約40平方メートルが、青い光の池になっています。蛍光灯は、解体された学校と事務所から小野寺が集めたものです。
光は壁の本棚に反射して、天井まで揺れて届きます。池の縁を歩くと、床の光に靴が沈んで見えます。池の中には入れません。そのかわり、外側から池の底をのぞきこむ感覚が味わえます。夜は商店街の通りから、外のガラス越しに青い光が見え、通りの景色が変わります。
小野寺は震災の年に小学生でした。避難所の体育館で、一晩中つけっぱなしだった蛍光灯の光を覚えているといいます。作品に使った青は、その光の色を思い出して選んだものです。金・土の夜は、閉場の20:00まで光が通りに漏れます。大きな音は出ません。蛍光灯のかすかな唸りだけが聞こえます。
蛍光灯は点灯したままの状態で、会期中に何本か切れる予定です。切れた蛍光灯は、交換せずにそのまま置いてあります。池の青が少しずつ欠けていく様子も、作品の一部として見てください。

