竹と廃タイヤでつくった浮き桟橋の家が、芝生の上に置かれます。
芝生の上に、竹と廃タイヤでつくった家が置かれています。約5m×3m、高さ2.5mの、一部屋だけの小屋です。床は竹を並べ、下に廃タイヤを浮き代わりに入れてあります。本来は水に浮かべる家ですが、ここでは芝生の上に置かれています。
アルカンタラは、マニラ湾の水上集落で、大工として働いた経歴があります。家は現地で使われる工法のまま、釘を使わずロープで縛って組みました。ロープの結び方は、宵浜の漁師から教わった本結びを加えています。
小屋の中には入れます。床は少し沈み、足の裏に竹の弾力が伝わります。窓から海が見え、海風が竹のあいだを抜けていく。夕方は壁の隙間から低い日が入り、床に縞が落ちます。会期後は、宵浜の漁協が倉庫として引き取る予定です。
小屋の屋根には、風向きを示す竹の風見が付いています。風が強い日は、床がわずかに揺れ、中にいる人は船に乗っているような感覚になります。小さな子どもの利用は、保護者の付き添いが条件です。
